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仙台でのれんを守りつづける地場百貨店「藤崎」、その愛される理由は

仙台でのれんを守りつづける地場百貨店「藤崎」、その愛される理由は

仙台といえば長い商店街、一番町や中央通りです。前回はその深い歴史に触れましたが、面白いのは商店街だけではありません。一番町地区の北端、南端にはそれぞれ、仙台三越、藤崎の2大デパートが店舗を構え、仙台を代表する百貨店としてしのぎを削っています。特に藤崎は、仙台発祥の百貨店として市民の支持を得ており、いまや東北一円にその名が知られる百貨店となりました。その支持を得る力の源は何でしょうか。藤崎創業から現在までの流れを追い、探ります。

仙台中心部商業のいままでとこれから―仙台市一番町・中央通り地区

仙台中心部商業のいままでとこれから―仙台市一番町・中央通り地区

アーケード商店街が続く仙台の中心部は、歴史的な成り立ちから「一番町地区」「中央通り地区」「仙台駅地区」と大きく区分することができます。このうち一番町地区や中央通り地区は、商業集積地としての歴史が長く、近世の都市構造にそのルーツを求めることができます。そしてこの2地区を含めて、仙台の商業地区は近世から少しずつその重心を移動させてきています。今回はそんな近世以来の変遷を追いかけながら一番町地区や中央通り地区について詳しく取り上げます。

【まちのすがた/商業】「鉄道」に翻弄されたまちの「中心」と「老舗」-和歌山市ぶらくり丁地区

【まちのすがた/商業】「鉄道」に翻弄されたまちの「中心」と「老舗」-和歌山市ぶらくり丁地区

近世には圧倒的な栄華を誇った徳川の城下町和歌山。しかし1980年代以降、地域産業の撤退、交通網の発達による大阪への流出により、中心市街地のなかでもとりわけ駅から離れた「ぶらくり丁地区」とぶらくり丁に立地する地場百貨店「丸正百貨店」は厳しい戦いを強いられることになります。今回はそんなぶらくり丁の成立と歴史を振り返ってみたいと思います。

【商業】宮崎資本の百貨店、ジャスコの軍門に下る。「ボンベルタ」:第3回-ボンベルタ橘

【商業】宮崎資本の百貨店、ジャスコの軍門に下る。「ボンベルタ」:第3回-ボンベルタ橘

宮崎の地場百貨店だった「橘百貨店」。攻めの経営のあまりに資金繰りが悪くなり、倒産してしまいます。そこに救いの手を差し伸べたのはジャスコでした。百貨店が倒産し、量販店を経て、再び百貨店へ。ボンベルタ橘がたどった波乱万丈な歴史を追います。